中東の謎

久々に「世界史の中の六日間」(角川文庫)を再読。

素人でも丹念に情報収集すれば、どれだけのことが出来るかを実証した著書です。

著者は仕事柄、レバノンに駐在し中東と向き合うことになります。

本著は第三次中東戦争から第四次中東戦争、イスラエル・エジプト和解からサダト大統領暗殺に至るまでを扱っていますが、情報を積み重ね、仮説を立てては折に触れて修正を施すことの重要性を語った貴重な書です。

別に特別な賢人でなくとも、明晰な頭脳の持ち主でなくとも、常に情報のアンテナを研ぎ澄ませておくことを読者に教えてくれます。

中でも印象的なのは、エジプトのサダト大統領の勇気と決断力、それに聡明さと待つことを知る賢さです。

結局はテロで命を落としましたが、彼の功績により、エジプトは戦争と言う惨禍から逃れることが出来たのです。

以って瞑すべしとは、このことを言うのでしょう。

(了)
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by dokkyoan | 2008-06-24 21:39