自由

マグナ・カルタを初めとする英国の文書でよくみかける言葉に、「自由人」があります。

この「自由」は、今と定義が異なります。

選ばれた人を指します。


古代もそうなのですが、中世も基本的に「奴隷か、その境遇に近い層」が大多数を占めていました。

特に中世の場合、自営農民は存在し得ませんから、一握りの恵まれた階級を除き、殆どが「不自由民」でした。

では、「自由人」は何処から生まれたかと言いますと、不自由民のごく一部が、何らかの特殊な利権を得て、或いは余人では出来ない奉仕をして、「特権」を得てなるものなのです。


では、特権は誰が与えるものなのか。基本的に国王であり、封建領主です。

ただ、領主は折角特権を与えておきながら、折を見て取り返そうとします。

太らせるだけ太らせから頂く腹積もりなのです。

ここに、西欧独特の「不信感」が生まれます。

(続く)
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by dokkyoan | 2008-04-17 20:03