塩野七生さん ~ローマの歴史~

塩野七生さんも好きな作家の一人で、特に「ローマの歴史」は、過去の探求と言うよりも、現代日本への問いかけと言う側面の方が、強いのではないかと思える作品です。

塩野さんが一連の作品で問うているのは、人は歴史の担い手であると言う責任感、つまり良くも悪くもありのままに後世に伝え、後生に対しより良き歴史的含蓄を伝える責務があるということです。


しかし、それ以上に大きな主題は、人は敵、或いは他人に「寛容」であるべきこと。そして、どこまでを「仲間」と捉え、「寛容」の線引きをどこに設定するかと言うことです。

ローマ時代にも、この「寛容」の範囲が伸び縮みしましたが、今の我々もその問題に直面しつつあるのです。


「相手を信じて一人前に扱うか」

「一人前の扱うには、それなりの条件を相手に求めるか」

前者ですと、一人前に扱われた人の多くは好意を持ち、その社会に溶け込もうとしますが、逆にそれを利用して、害毒を流す輩が出てきます。

後者ですと、「身内」の質は保てますが、排除の色合いが濃くなり、その魅力が低減します。


そして2008年、世界は急速に後者に傾きつつあります。

(続く) 

追記
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by dokkyoan | 2008-03-08 15:40