古事記の優れた点

古事記の素晴らしい点を挙げよと言われれば、何と言っても各部族の祖先が記されている点にあります。

古来、各部族は祖先を神と祀りました。部族を確立した人物を神と崇めたのです。

それがそのまま今に伝わっている。これはありそうでないのです。


中国を例に取りましょう。

中国は祖先の潰し合いです。祖先が異なれば赤の他人なのです。

ですから、いまだに「国民」と言う概念が成立しないのです。

「国民」と言う考え方によれ、一定の条件を満たせば、誰でもその国の保証が得られます。

そこでは、部族が優先すると言う思考は排除されます。


これに対し、部族社会のままでは、血縁が唯一の保証団体となります。

これでは、国民的な歴史書が成り立ちえなくなります。

別の部族の書物は、幾らでも改竄して良いと言う結論になります。


これに対し、古事記は異なります。各部族の神がはっきりと記載されているのです。

中国と日本が別の道を歩むことになった瞬間なのです。

(続く)
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by dokkyoan | 2008-03-04 20:55