別宮暖朗 ~承前~

出色と言うべきか、実は当たり前の話なのですが、別宮氏が著書「軍事学入門」で自論の拠り所としているのは国際法であって、主義主張ではないのです。

国際法は、各国が長年にわたって積み上げてきた合意の集積とも言えるもので、国際社会に属している以上、遵守することが求められます。

ですから、主義主張、宗教宗派が異なろうが、国家体制を異にしようが、それを侵すことは出来ないですし、国際法を侵害した場合、他国から相手にされません。


つまり、国際法は「法の精神」の真髄であり結晶です。あらゆる国家主権も場所を譲り、あらゆる主義主張も蔑ろには出来ないのです。


日本人は、昔も今も国際法の重要性を理解していません。

日本が国際世論から孤立する時は、決まって国際法に抵触する行動に出ました。

従いまして、日本は国際法に抵触することを怖れない主義主張を、国民の総意とすることが許されません。


国際法の重要性、これを本著から看取していただければ幸いです。

(了)
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by dokkyoan | 2008-02-29 17:27