軍事学入門

別宮暖朗氏著「軍事学入門」読了。

己の無知ぶりに暫時呆然。知識があることと、それを有効に活用できることは、全く別の次元の話であることを痛感させられた一冊でした。

そして、歴史は最良の教科書であることを、あらためて実感させられました。


本書を読めば、例えば今回のコソボ紛争も理解できます。

今、セルビアがやろうとしていることは、第一次世界大戦勃発の再現です。

ロシアを強引に味方に引き入れ、周囲の反セルビア勢力と一戦構えようと言う魂胆です。夢は勿論、大セルビア帝国の復活です。


しかし、今回はこの企てが無理なことも、本書を読めば自然と理解できます。

ロシアが衰退しきっているからです。

ロシアに、セルビアを助ける余力はありません。仮に強行すれば、ロシアそのものが分解します。


まさに、「一冊で世界を見渡せる著作」。購読をお奨めします。

なお、本誌と著者は何の関係もありません。

(了)
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by dokkyoan | 2008-02-28 17:11