世を毒する言動、空疎な報道・社説・論説等に遠慮仮借なく鉄槌を下します。


by dokkyoan

話を戻して

冒頭からあと少し道草しますが、南米の大国ブラジルがとんでもないことになっています。

百万人単位で抗議デモが発生し、国会では大統領弾劾の手続きが始まり(与党多数にもかかわらず)、院政を敷く前大統領に司直の手が及びつつあります。

格付機関ムーディーズも匙を投げて(と言うか率先して)ブラジルを格下げ、それ以前に同国国債は投資適格ではありませんが止めを刺しています。

ジカ熱なる伝染病も現地で流行していますし、8月5日からのリオ五輪はテレビ観戦が正解と思われます。


久々に話を第二次世界大戦終結直後に戻しますが、この時点で世界を動かし得るのは米ソ英の三国だけでした。

ただ、事情は各国によって異なり、米国が「元気満々」ならば、ソ連は「軍事力突出」、英国に至っては「疲労困憊」でした。

しかも国際情勢は米ソに圧倒的有利でした。

加えて、これは米国の悪い癖ですが、「戦争が終わったら、状況を鑑みずに至急撤退する」、これも情勢を一変させるに十分な要因です。

地域別に考察しますと次の様になります。


日本:米国が実質的に全面占領

朝鮮半島:不凍港を求めるソ連と、日本を起点に中国本土実効支配の中継地点を確保したい米国の思惑が一致し分割統治

中国:「絶対権力者」大日本帝国軍が消滅し、権力の空白が発生。蒋介石「親米」国民党政権が最有力勢力に躍り出る。この時点で中国共産党は泡沫。欧州に注力したいソ連は蒋介石と手打ち。

エルベ川以東(東欧):ソ連の実質占領下に。

エルベ川以西(西欧):米国がさっさと撤兵したために軍事面で空白地帯に。ド・ゴールのみが徒手空拳でソ連に「口先対抗」。

イラン(中東):イギリスとソ連の勢力が拮抗。

インド(今のバングラデシュ、パキスタンを含む):大英帝国の植民地なるも、単独で維持する余力無し。


このままでは大英帝国が総崩れになります。

(続く)

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by dokkyoan | 2016-03-15 21:59